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アンビエント・ドライヴァー THE AMBIENT DRIVER (マーブルブックス)
9/29福岡市天神のジュンク堂にて受取る。
この本を読んで、とても気になった章。
(動物・植物と人間とにも・・)何かしらそういう絆とでも呼ぶべきものがある。言葉を交わさなくても、つながっていることが判るのだ。 僕にとって、音楽もまた似たようなものだ。音楽を聴くと、「愛情」を感じる。つまり、自分の胸の辺りに何か温かいものが流れるのを感じる。 (〜中略〜) 「ああ、ここにいるんだな」と生命の存在を感じる、と言ったらわかりやすいだろうか。 <退屈を友とすれば>
この章の初出は、<心の絆が結ぶ暮らしのあり方>というタイトルで『ソトコト』誌ですが(2005, 8月発売号)、毎月読んでいたこの連載の中でも特別に心に残っています。
ところが、街を歩けばおびただしい数の人とすれ違うにもかかわらず、なぜか絆や「愛」や、温かいものを感じることはない。
もう一つ気になってしまった章が・・
それによると、イルカの脳がヒトよりも大きいのは、静寂野という部分の容積が違うからだそうだ。静寂野とは共生関係を司る部分らしいが、ヒトの脳では、これがほとんど未開発なのだという。 <退屈しない静けさ>
この「静寂野」・・ひょっとしたら、「つながり」を感じる感覚と関係があるのかもしれない。 人と。木と。universe(世界)と〜自分。
私がずっと以前から気になっている何かが、この2つの章には共通して流れているように感じる。「つながろうとする」のとは違う。最初からつながっていることを知っている感覚。
「生意気」の装丁(中身)がすてきなのだ。
アンビエント・ドライヴァー THE AMBIENT DRIVER (マーブルブックス)
- 作者: 細野晴臣
- 出版社/メーカー: マーブルトロン
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 単行本
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